こぼる Common Business Oriented Language
'60年代初頭、その当時のコンピュータは難解なアセンブリ言語や科学技術計算向けのFORTRAN言語などによってプログラミングされていたが、コンピュータを事務用(経理や勘定、在庫管理用途など)にも使用するようになるに従って、よりプログラミングしやすく、ビジネス用途に向いた言語が求められるようになっていた。そこでCODASYL(Conference on Data Systems Languages)という団体が設立され、新しい事務処理向き言語の仕様策定が行なわれた。これにより策定されたのがCOBOL言語である。 事務処理用ということで、FORTRANの得意とするような複雑なデータや演算処理には向かないが、データベースシステムなどと連携して、単純ながらも大量のデータを処理するのに向いている。現在でもメインフレームシステムを中心として、まだ広く使われている。 COBOLのプログラムは、4つの大きな単位(DIVISION)に分かれており、文法が自然言語(英語)に近いこともあって、ある程度のドキュメント性も兼ね備えている。 最初のIDENTIFICATION DIVISIONでは、プログラムの名前を記述し、次のENVIRONMENT DIVISIONではプログラムが動作するコンピュータ環境を記述する。 DATA DIVISIONではプログラムで使用するデータやその型について記述する。単純なスカラ型やその配列型だけではなく、それらが複合化された型(レコード型)が初めて導入された。また、事務用途を考慮して、計算誤差のない10進数型も用意されている。 PROCEDURE DIVISIONでは、プログラムコードを記述する。 COBOLの言語仕様はANSIやISO、JISなどで規格化されており、現在は'85年に改定された仕様の処理系が主流となっている。ただし、時代の流れに合わせて各社とも独自の仕様拡張を施していることが多い。現在、オブジェクト指向などの新しい概念をを取り入れた、より進んだCOBOLの標準仕様が策定中である。
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